湖にひとり立つ若人の姿。(湖=うみ)
物悲しく、淋しく……
夕陽に映える湖水の水面。(水面=おもて)
泣きゆく雁の姿を映す。
はるかな沖に浮かぶ
ただひとりの面影。
偲びては泣き
泣いては偲ぶ。
湖畔の小屋で逢ひし日より
胸の痛みは始まりき。
君、
りんどうの花よりも美しき。
すずらんの花より愛らしき。
幾たび言ひかけしか。
岩に戯れしあの朝、(朝=あした)
小舟に乗りし夕暮れ。
思えば懐かしき夢なりき。
過ぎ去りし、
甘きそして苦き、青春の日々。
星の出ぬ夜の最後の
甘き二人の口づけは
まことのことなりしか。
ふたり手をとりて、砂地を走り
涙をこぼしつ、また走る。
許されぬこの世でのふたりの愛。
あヽ、悲しきかな。
あヽ、恨むべきかな。
而して、青春の日々、また甘し。(而して=しこうして)
そして、切なし。
そしていま、
湖に立ちし若人の目に
浮かぶは、美しきひとりの少女。
海の果てへと帰依し朝。
“あなたが好きなの……”
ふみのひと言も
涙の痕で、読み取れず。(痕=きず)
若人の胸を痛めしぞ。
湖にひとり立つ若人の姿。
物悲しく、淋しく……
たをぞ、さがす。(た=だれ)
夕陽に映える湖水の水面。
泣きゆく雁の姿を映す。
そして湖に
夕陽が沈みゆく。
=背景と解説=
ある女性(いや、女子か?)を思い浮かべての、格好つけの作品です。
交際中では正直のところ、多数のなかのひとりでした。
いや二股をかけていたわけではなく、ですよ。
ことば汚くいえば、とっかえひっかえ状態でしたからねえ。
ほんとひどいもんです、ドン・ファン気取りで。
*ドン・ファン=猟色家・女たらしの代名詞(Wikipedia)
=好色漢・女たらし・プレイボーイ(Weblio)
で今さらになって、彼女があたまに住み着いて、です。
先日にお話ししましたね? [続・佳き女よ]で。
ハハハ……です。
*突然ですが、今回で終了します。
短い間でしたがありがとうございました。
よろしかったら、
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