昭和人の恋ものがたり

団塊世代の、じじいの妄想話です。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十三) 今、反省しているところだ

「帝王切開って。あの、お腹を切るってやつですか?」 「あぁ。母体が危ないと判断したら切りますから、ご了解くださいだとさ。書類に署名もさせられた」 「そうですか、それはそれは。ちと、大事にされすぎましたね。仇になったってわけですか」 「うん、考…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十三) 最悪、帝王切開しますって言われたよ

「社長、社長! どこです?」 息せき切って、五平が入ってきた。 「おう、ここだ。大きな声を出すなよ、病院だぞ。それに夜間だ、響くんだよ」 「いやいや、すみません。で、どうなんです? まだ、のようですね。 お産というのは、分かりませんからな」 「あ…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十三) 〔金で物事を解決する〕

“金で買えるものは買えばいい。金で買えなければ、汗で買えばいい。 それでも買えないものは…買えないものは奪えばいいってか? 価値の分かる者が持ってこそ、光り輝くものだ” と武蔵は考える。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十三) 金が嫌いな人間は居ないってことさ

「いや、そうじゃない。ま、金が嫌いな人間は居ないってことさ。 お前さんだって、金は好きだろうが。金はな、貯めこんじゃ駄目だ。 キチンと遣うべき時に遣ってやらなきゃ」

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十三) 小夜子の痛みを、俺が全部吸い取ってやる

「武士? 良い名前ね。どう? あなたみたいな美男子で生まれてくるかしら?」 「あぁ、大丈夫だ。小夜子と俺の子だ。美男子に決まってるさ」

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十三) 小夜子ー、帰ったぞお!

「小夜子ー、帰ったぞお! 今夜はな、お寿司を買ってきた。 あわびの良いものが入ったらしくてな、電話をくれたんだよ。 何でも、目に良いらしいじゃないか。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十三) 「*+$%#&”>?<{:*+;」

意味不明の言葉が洩れ聞こえるが、日本語なのかも分からない。 しかしだからこそ、小夜子には霊験新たかなものに思えた。 そしてその効果は、小夜子のお腹に如実に現れた。 さすっている産婆の手が、次第々々に暖かさが増してきた。 そしてその暖かさが小夜…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十三) 産婆は呆れ顔で見るだけだった

大声で叫び続けている小夜子を、産婆は呆れ顔で見るだけだった。 心配顔の千勢に対して 「いいから、このままにしておきなさい。まだまだよ、これからなんだから」 と手で制した。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十三) 白いご飯上にぶっかけてな

卵など、武蔵の世話をするまで千勢が食したことのないものだった。 珍しげに見る千勢に「こうやってな、白いご飯の上にぶっかけてな、こうやってかき混ぜて食べるんだ。千勢も食べてみろ」と武蔵に勧められて、初めて食した。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(九十三) 仕事とあたしと、どっちが大事なのよ!

「千勢、千勢。産婆さん、呼んでくれた? 病院に行った方がいいかしら。 ねえ、武蔵は? 武蔵はまだ帰らないの? えっ! まだ四時だから会社に居る? あたしがこんなに苦しんでいるのに、会社で何してるのよ! 仕事? そんなのもの! 仕事とあたしと、どっち…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(九十三) 己の醜悪な姿に気付いた

妊娠前の面長だった顔が、今ではまん丸になっている。 せり出したお腹を支えるための足も、相当に膨らんだように見える。 鏡台の前に立ってみて、初めて己の醜悪な姿に気付いた。

「蜂の巣報告」

しばらく途絶えていた、「蜂の巣報告」です。 ほぼ一ヶ月ぶりですね、前回が6月21日でしたから。 ではでは、7月14日の可愛い(かな?)寝顔というか寝姿というか。 きちんと行儀良く並んでいていました。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(九十三) 浮気の仕方なんて、教えないでよね!

「あらあら、鼻息の荒いこと。でも教えるのは、商売のことだけにしてよ。浮気の仕方なんて、金輪際教えないでよね! とすると、女の子がいいわね。そうよ、新しい女よ。女性経営者なんて、ちょっとしたものよね」

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(九十三) 帝王学を教えるさ

少しずつせり出すお腹をさすりながら、いら立つ気持ちが湧いてくるのを抑えることができない。 痩せ型だった小夜子が、みるみる太目の妊婦特有の体型に変わっていく。 「いいか、小夜子。退屈だろうけれども、家で大人しくしていてくれ。 大事な大事な跡取り…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十二) 跡継ぎが欲しいのよね

千勢の悲痛な声が飛ぶと同時に 「社長は大丈夫です。飲みすぎられただけですから」 と、竹田が声をかぶせた。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十二) 香水の匂い

背広を脱がせた千勢すら気付かぬ匂いに、小夜子が噛み付いたのだ。 「小夜子、勘弁してくれ。キャバレーに行ったんだ。 香水の匂いも、少しは付くだろうさ。千勢、お前、気になるか?」 「いえ。奥様に言われて、ようやく気付きました」 「ほら見ろ。小夜子…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十二) 武蔵の本音を言えば

“ぬいのことを聞かれちゃ叶わんからな。 最近、妙に勘が働くようになってきたし。 何はともあれ、触らぬ神に祟りなし、だ”

セクハラ? 騒ぎ

いつも「お知らせしまーす」とアナウンスしてくれるのですが まだ慣れていないせいか(三ヶ月ほどでしょうか)声が固いんです。 で、こう呼びかけたんです。 「こんどさあ『ねえ、聞いて』って、言ってくれない」

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十二) 待ちわびる小夜子だが

(三) その夜、武蔵の帰りを待ちわびる小夜子だが、中々武蔵は帰って来ない。 「遅いわねえ、武蔵は。会社はもう出たのよね? 千勢、千勢。武蔵は確かに一時間も前に、会社を出たのよね? 朝、何か言ってた? 寄り道するとか、なんとか」 イライラする気持ちを…

「レミーのおいしいレストラン」を観ました。

今さらながら、「レミーのおいしいレストラン」を観ました。 面白いですね、涙と笑いがあちこちにあって。 それに、ねずみがねねえ… ちょっと日本人には思いも付かない設定ですよね。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十二) 快活に笑い飛ばすその妊婦が、

昨日までの小夜子ならば、 「そんなこと、あたしには関係ないわ。」 と、席を立つところだ。 しかし今は、妊婦の話を聞きたくてならない。 些細なことも、一言一句聞き漏らすものかと身構える小夜子だ。

大失態! です

とんだ大馬鹿者です、わたしは。 これで…大切な友人を、失うのでしょうか… すまん、ごめん、…言葉もありません。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十二) 大きなお腹をさすりながら

翌日、早速大学病院へと向かった小夜子。大勢の妊婦でごった返す待合室で、その自信に満ち溢れた顔付きに圧倒された。ここでは御手洗小夜子という名前は、まるで通用しない。ただの小娘でしかない。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十一) 死んだも同然のつまらない男

“怒りを持って接すれば相手も怒り、怨みを抱いて接すれば相手も恨む。 慈愛の心で接すれば相手も心を開き、尊敬の念を持てば相手も応えてくれる”

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十一) 母親になる資格がないんだ

「今回は残念だったけど、またということもある。 それに私生児で産まれた子供の行く末は、酷い言い方だけどひどいもんだよ。 案外、これで良かったのかもしれないよ。 今度は、きちんとしたお相手の子供を、ね。 お父さんになってくれるお人を、お選びね。 …

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十一) おたきさん、大丈夫よね?

突然に下腹部に激しい痛みが走り、生暖かいものが内股に流れた。 慌てて産婆を呼んだが、その出血を見た途端に暗い顔を見せた。 そしてすぐに、産院に行くと言う。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十一) 赤子は生き抜いてきた

流産の危機は、幾度となく訪れた。しかしその都度、赤子は生き抜いてきた。 梅子が気遣ったのではない。いやむしろ“流産、やむなし!”と考えた節がある。 赤子の生命力の強さには、医者も舌を巻くばかりだった。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(九十一) 梅子の耳に届く赤子の声

医者はそう言う。しかし梅子の耳に届く赤子の声は違う。 “このままお母さんに知られることなく、静かに逝くつもりだよ。心配しないでいいよ。ぼくが産まれたら、お母さん困るものね。お父さんだって、歓迎しないだろうし。

CM出演できちゃうんじゃないの?! キャンペーン

もう皆さん、知ってますよね。 こんなのって、初めてじゃないですか? 実はね、わたし、応募してみようかな…と考えたりしてるわけです。 それで、初恋の女性から連絡が来たりして…くうぅぅ! 「PR by conecc」

北朝鮮のことを考えてみました

ちょっと生意気なのですが、北朝鮮のことを考えてみました。 外交・国際問題については、まったくの素人のわたしです。 学者さんやら評論家さん、それに政治家の皆さんの話を聞いて、 「へー」「なるほど」「そうなんだ」「でもなあ」と、 相づちを打ったり…