昭和人の恋ものがたり

団塊世代の、じじいの妄想話です。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~(一) 眠れぬ夜

その夜、彼はなかなか寝付かれなかった。 身体は疲れているのだが、頭の中にあの令嬢が所狭しと現れ出てくるのだ。 参拝の後に露店でおでんをつついたのだが、どんな味だったのか覚えていない。

高賀神社と円空記念会館 (三)

着きました! 小さな(車が五、六台で満車?)駐車場に車を止めました。 先着一台があります。 五角形、いや六角形かな? の屋根です。 小ぢんまりとした会館でした。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~(一) 女王然とする彼女に従うことに

全てが令嬢のペースであり、彼は唯々付き従うだけであった。気まぐれに行動する令嬢に振り回されながら、時として反発心を感じる彼ではあったが、すぐにも萎えてしまう。 茂作の束縛から逃れようとした彼が、今又令嬢の意志に従うことは、或意味で滑稽ではあ…

夏? 秋? どっちの空でしょうか&ドラマにちと苦言です。

久しぶりの、晴天です。 団地内のベランダには、洗濯物の花盛りでした。 これが全国的なことなら良いのですが。 で、話変わって。 最近のサスペンスドラマに、ちと苦言を。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~(一) フランス語は、彼には魔女の言葉だった

構内における彼は、その無口さも手伝い、異性はおろか同性の友人さえいなかった。 この二流大学に籍を置く学生らは、彼のプライドを充たすものではなかった。 常に学業においてトップを走る彼は、他の学生の試験時における右往左往ぶりが滑稽だった。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~(一) デパートでの訓辞

デパートでの訓辞 「商品を第一に考えること。」を忠実に守ったのだ。 「車の水しぶきに対しては、自分は濡れても商品は濡らすな」という訓辞を咄嗟に思い出したのだ。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~(一) 彼は薔薇をつかんだ

明治生まれの頑固な祖父の元から抜け出した彼は、十分過ぎる自由を持てあまし気味つつでもあった。 単身この地に出向いた彼には、全てが素晴らしいものであった。 月々の仕送りの額に特別不満があるわけではなかったが、大学1年の夏休みに始めたアルバイト…

読書感想文で悩まれている、親御さんへ

読書感想文には、皆さん手こずっておられることでしょうね。 ここで、とっておきの裏技をお教えしましょうか。 簡単です、実に簡単! 但し、しっかりと本は読ませて下さいよ。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~(一) どうしたの、ボクちゃん?

贅沢三昧に物品を買いあさる母親に対して、一言の苦言を言うでもなかった。 いや、むしろ喜んでいるようであった。 美しく着飾る母親を見て、満足の笑みさえ浮かべていた。 「おきれいな奥様をお持ちで…」という、その挨拶言葉に対し満足げに頷いていた。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~(一) ひ弱な青年

しかしその為に、自ら部活動すら決めることすらできないひ弱な青年に育ったことも、否めようのない事実だった。 結局の所、茂作翁の決めることとなり、数ある部の中から「源氏物語クラブ」が選ばれた。 理由は、「古典の授業において有利に働くから」であっ…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~(一) 口答えは許さんぞ

彼は茂作にとっての初孫であり、とに角可愛かった。 “眼の中に入れても痛くない”ものだった。 しかし、甘やかして育てた小夜子を見るにつけ、 その世間知らずさ人の好さが災いしたことで、二度と同じ過ちを繰り返すまいと恐れる茂作だった。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~(一) 祭りだからと便りを出しても

祭りだからと便りを出しても母だけを帰し、自らは仕事に打ち込んだ。武蔵にしてみれば、生き馬の目を抜くようなご時世である。一日たりとも、仕事から離れるわけにはいかない事情もありはしたが。然もそれまで冷たい目を向けていた村人達が、武蔵と姻戚関係…

高賀神社と円空記念会館 (二)

高賀神社は、こうかじんじゃと読みます。 というところで、少しばかり、ご説明を…して頂きます。 高賀神社(こうかじんじゃ)は、岐阜県関市洞戸高賀にある神社である。 別名、高賀山大本神宮。 標高1,224mの高賀山の山麓にあり、高賀山を囲む高賀六社の一社…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~ (一) 盛大な結婚式は三日三晩にも及んだ

盛大な結婚式は村中をあげてのもので、何と三日三晩にも及んだ。 一日目に神主を自宅に招いての神前結婚式を行い、その夜神主を大いに歓待した。 二日目は一族郎党との顔合わせとなり、一族郎党へご祝儀袋が手渡された。 そしてその夜は当然ながら、大宴会が…

高賀神社と円空記念会館 (一)

わずか二時間足らずの滞在でしたが、十分な休養をとることができました。 さらに奥になると言うことでしたが、霊験あらたかな滝があるという情報があります。 今日は、このまま名古屋に戻りたいということで、またの機会にということに。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~ (一) 破格の結納金を目の前に積み上げて

実家における生活は、武士にとって決して楽しいものではなかった。 母方の祖父である茂作は、武蔵を快く思っていなかった。 否、憎んでいた。己の借金の為に、愛娘を奪い取られてしまったのである。 まず五平が出向き、茂作を目の前にして詰め寄った。 当時…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一章~ (一) 戦後間もない頃の日本は、

今日より、第一章をスタートさせます。息子である武士の物語となります。そもそも[ふたまわり]というタイトルでした。二十台前半という意味合いがありました。が、いつの間にか親子二代記といった観になり、そして今、小夜子という一代記へと発展していき…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十六) あたしの居場所がね、なくなっちまったようで

「社長…あたしは…」 暗く沈んだ声で、五平がポツリポツリと話し始めた。 「あたしは、いや、あたしなんかが居ても良いんですかね? 厄介者じゃないかと、そう思え始めて…」 口を挟みかける武蔵を制して、五平が続けた。

板取川温泉で湯治気分に(四)

三十分程度だと思います、この位が限界です。 これ以上入っていると、心臓が、あっぷあっぷ の状態になるんです。 もったいないんですよね、ほんとは。 折角の温泉です、もっとゆっくりできるといいんですけどね。 ほら、十月になりましたけど、男三人で行く…

雷雨です、

雷雨です、 もの凄い雷雨です。 ここ何年か、体験をしたことのないような雷雨です。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十六) 気持ちがね、切れちまったんです

「社長の気持ちは、ほんとにありがたいと思いますわ。 ありがたいんですが、もう駄目なんですわ。 気持ちがね、切れちまったんです。 朝起きて、以前なら『よし、やるぞ!』って思えたのが、今は…ないんです。 ため息なんですわ、出るのが」

板取川温泉で湯治気分に(三)

さてさて、脱衣場は、横長になっていました。 奥行きは、二間ぐらいですから、3.6mといったところでしょうか。 壁に注意書きの張り紙があります。 「すべりやすいので、お気を付け下さい」 脱衣ロッカーの前に、カーペットが、わざわざ引いてありました。 …

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十六) 身を退かせてもらいたいんで

そよそよと川べりから風が吹いてくる。 きらびやかなネオンサインが焦がす空を、はるかに見ながら二人して並んでいる。 電柱に取り付けてある街灯に群がる虫が、他の客だ。

板取川温泉で湯治気分に(二)

何はともあれ、トイレに直行です。 暑くはなかったものの、車中でお茶を飲み過ぎたようです。 驚きましたよ、トイレには。実にきれいです。 「勝った!」 なんて、思わず叫びそうでした。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十六) まだ、四十前だぞ

世相が騒然とする中、富士商会の業績は順調に伸びた。 そしてそれにつれて、五平の気力が衰え始めた。 開業以来休みを取ることなど一度としてなかった五平が、たびたび取るようになった。

板取川温泉で湯治気分に(一)

8月12日に、板取川温泉に行ってきました。 まさしく、人里離れた秘湯、ではありませんでしたが、奥深い場所にありました。 「良い温泉場だよ」 「もっと奥ではお泊まりできるしね」 同僚のおばちゃんたちの言葉です。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十六) 、五平の体が小さくなっていく

「お祝いというのは、相手がするものでしょ?接待を受けることじゃないわよねえ」 「要するにさ、社長は遊んでるのよ。やっぱり社長も、男だってことよね」 陰で囁きあう女子社員たちの声にも、馬耳東風の武蔵だ。まるで意に介さない。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十六) 小夜子から呼び出しがかかった

ところが翌日に、小夜子から呼び出しがかかった。昼時のことで、何事かとあわてて駆けつけた。 幸いというか、武蔵は所用で出かけていた時だった。 武蔵の帰りをまとうかとも思ったが、小夜子の剣幕は激しいものだった。 すぐに来なさい、という武田の母親の…

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~ (九十五) 病気を持ち込む人は、絶対に許さない

「小夜子奥さま。いかがですか、お加減は?」 「お母さんのおかげで、順調よ。 この分だと、あと三日もすれば退院できるんじゃない? 武蔵に出張に出ないようにって、ね」

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面白いwebサイトを見つけました。 [海外の万国反応記] 「1914年、第1次世界大戦中に日本人が作った世界地図がユーモラスすぎる」 有名な第1次世界大戦下での風刺画。 当時最大の勢力であるロシアが巨大な熊、大きい中国が豚、インドがゾウ。 また、日本が…