2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧
「お早うございます、今回は、お世話になります」 由香里の歓迎の言葉に耳を貸すことなく、先ず父親に挨拶をした。
= タケくんも、もう立派な大人です。自分の行動に責任を持ってくださいね。お母さんも、そうしたいと思っています。 = 彼の手紙に対する母親からの返信は、意外にも淡々としていた。泣き言が書かれているものと考えた彼は、肩透かしを食らった。
四十半ばの女性が、彼の背を支えた。 背中に宛がわれた両の手は暖かく、冷え冷えとしている彼の体に、じんわりと暖気が入り込んでくる。 「学生さんだったわね? このアパートでは珍しいわね。 あなた、お酒なんか飲むんでしょ? 翌日、辛くない? 良いのが…
「相棒」大好きのわたしが、こんなドラマが観たいと、勝手に考えました。 いつも相棒を振り回している右京さんが、今度は逆に振り回されるという設定なんですわ。 先日、お話しましたね。 で、今日はその具体案をひとくさり…。
早速彼は、母親にその旨手紙にしたためた。 「泣き言を言われるだろうなあ。お爺さまのこともあるし、お母さんも大変だろうし。 けど、僕の一生に関わることなんだ。佐山さんにお願いすることになるかもしれないんだし」 気が重い彼だった。 アパートを出て…
よいしょ、よいしょ、と頂上を目指して頑張る蜂くんがいます。 かと思えば、黄昏れてしまってやさぐれている蜂くんもいます。 相棒14が始まるそうです。 嬉しいことです。 それにしても、今度の相棒が反町隆史さんだとは。 ビックリですわ。
「御手洗君。君には、小学校の低学年を担当してもらいます。 いえいえ、ホテルでの特訓コースはありません。 そちらの方は通常通りに、三十日で終わります。 ですから、子供たちと仲良くやって下さい。
涙が出てきます。 必死に見張り役を務めようと、巣の屋根に登ろうとする蜂くんです。 「大丈夫、見ているだけだから。 今までどおりに、蜂くんたちが侵犯しなければ、何もしないよ。 専守防衛だからね」
そろそろでしようか…。 蜂くんたち、まるで元気がありません。
「今年の冬は暖冬傾向になりそうです」 気象予報士の言どおりに、暖かな日々が続いた。 商店街の活気は弱く、繁華街に人が溢れることもなかった。 「こう不景気じゃ、クビでもくくるしかないよ」 「そうだね。保険金をいただくしかないかねえ」 冗談とも本気…
凄まじいまでの実社会を、垣間見たような気がした。男女平等が叫ばれてはいるが、ビジネス社会においては完全な男社会なのだ、と思い知らされた。 『男にとって、男のエゴが生命の源だ!』 父親である武蔵の口癖だった言葉が、思い出された。
「あなた、年上の女性と付き合ってるでしょ? それとも、付き合ってたでしょ?」 話題が突然飛び、蛍子の目が妖艶に光った。 「は、はい。でも、どうして分かったんですか?」 「で、一人っ子ね。何ていうか、せかせかしてないのよね」
「でも、私なんか運がいい方かもね。同期三人で頑張ってたけど、結局私だけなのよね、残ったのは。一人は結婚に逃げ込んだし、一人は水商売にトラバーユしちゃったし」 「水商売って、ホステスさん、ですか?」 「意外? でもね、証券レディが水商売へ、って…
緊急事態です。 一匹の蜂くんが、家出(?)しています。 一匹の蜂くんが、やさぐれています。
話し足りなそうな表情の蛍子に対し、身を乗り出す素振りで問い掛けた。 「蛍子さん、チーフなんですよね? もっと面白い話、あるんじゃないですか?」 得意げな表情を見せつつ、かつまた困り顔も見せつつ、 「どうしょっか、なあ。機密事項みたいなもんだし……
「そんなに上手く、行くものなんですか?」 「だから必死よ、みんな。自分をアピールすることに関しては、凄まじいものがあるわ。もう、見ていて恥ずかしくなるぐらい媚を売ってるんだから。今の娘は、それぞれ自分のチャームポイントを良く知ってるからねえ…
凄い雨でしたね、ほんとに。 岐阜市では短時間で済みましたが、栃木・茨城両県では大変なことに。 お見舞い申し上げます。
蛍子に連れられたのは、本通りを一本入った路地裏にある小ぢんまりとした小料理屋だった。 暖簾をくぐると、「いらっしゃい、おけいちゃん。あらあら、今夜はハンサムな青年ね」と、女将らしい女性から声が掛かった。
呆気にとられている彼に気付いた女性は、 「ねえねえ。少し、付き合わない? 正直、飲み足りないのよね」 と、声を掛けてきた。 「えっ、さっきまで…その…戻されたんでしょ?」
指差す先を見ると、数人のグループが一人の女性を介抱していた。 飲みすぎたらしい女性が、苦しそうにうずくまっている。 「どうするよ」 「どうするったって、弱ったなあ」 「チーフ、からまれてたもんなあ。課長、酒癖悪いもんなあ」 「何時だ、今?」 「…
店を出たとき、日付は変わっていた。さすがに人通りは減っていた。アーケード街を歩いたが、肩を触れずに歩くことの出来ないほどの混みようが、今はチラホラと歩いているだけだった。
「きっかけは、不純なものでした。 夜の女を口説き落とせるか? という、賭け事でした。 いえ、訂正します。そんなカッコイイものじゃない。 クラスメートに脅されたんです。 一生女と縁のない生活を送ることになるぞ、と。 彼らにとっては、面白半分のゲー…
きっぱりと告げる青年に対し、マスターは慌てた。 付き合いをやめるよう迫ったつもりが、本気だと告げられて困惑した。 「ねえ。結婚を、そんなに簡単に決めていいの? 親御さん、反対なんでしょ? 当たり前だよ、そりゃ。 ねっ? お客さんもそう思うでしょ…